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牙 狼(冴 島 鋼 牙 Ver.)の世界を、気ままに妄想した二 次 創 作 サイトです
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synchronicity(4)
とうとう、終わります、「synchronicity」…
短いです、「synchronicity(4)」…
でも、みなさんにビシ~っと印象深く残るといいな~と思っています。
多くはここでは言いません。
どうぞご覧ください。
(ご覧いただいた後、多くを語るかも… 笑)
短いです、「synchronicity(4)」…
でも、みなさんにビシ~っと印象深く残るといいな~と思っています。
多くはここでは言いません。
どうぞご覧ください。
(ご覧いただいた後、多くを語るかも… 笑)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
東の冴島邸では、月を友とし、カオルがひとり、梅酒ソーダを飲んでいる頃、
北の冴島邸では…
『ゴンザ、いったい、いつまでそうしているつもりだぁ?』
かれこれ1時間以上も前から、電話の前でウロウロしているゴンザに
ザルバが声をかけた。
「あっ、いえ…
カオル様からお電話があるかも、と思いまして…
…いや、いっそ、こちらからおかけした方が…
いえいえ、なまじ、声をお聞かせしたのでは、かえって寂しさが募って
しまうかもしれませんし…
はてさて、どうしたものか… ぶつぶつ…」
『やれやれ…
寂しがっているのはカオルじゃなくて、ゴンザのほうだなぁ、鋼牙?』
「まったくだ。」
電話の前でまだ思案しているゴンザを横目に、鋼牙は、北の屋敷の
リビングにある、真新しいソファに腰を下ろした。
そして、その長い脚をソファの反対側の肘掛のほうに投げ出して、
ソファの背もたれに肘をかけた。
そのまま顔を窓のほうに向ける。
そこからは月がよく見えた。
「いい月だな…」
鋼牙は、誰に聞かせるでもなく優しく呟(つぶや)いた。
カラカラン
その呟きに返事をするかのように、鋼牙の手の中のグラスに入った氷が
軽やかな音をたてた。
鋼牙はグラスを月のほうに持ち上げ、乾杯するかのようにちょっと傾けてから、
グラスに口づけた。
fin
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
はい、めでたし、めでたし。
(なのかなぁ~?
やっぱりここは、
「いつまでも、いつまでも、ふたり仲良く、しあわせに暮らしましたとさ」
じゃないとなぁ~ 涙)
えっと、ちょっとだけ制作秘話を…
(ってたいしたもんじゃないですが)
最初の構想では、タイトルは「絆」でした。
そして、この 「synchronicity(4)」 の部分も ”おまけ” 的な位置づけ
でした。
(実は、鋼牙の
「まったくだ。」
という台詞で、コミカルなまんまで終わらせようと思っていたのでした~)
でもね、せっかく ”最後” なんで、鋼牙をちょっと気障(きざ)なくらいまでに
カッコよく(なってますか?)書かせてもらいましたよぉ!
その結果、 ”偶然の一致” が生まれちゃったので、タイトルもそれを
象徴するようなモンがないかなぁ~ ということで、「synchronicity」に
なりましたとさ。
ちなみに、 「synchronicity(シンクロニシティ)」 とは、
”意味のある偶然の一致” ということらしいです。
なんかですね~ 浄化が終わったあとを妄想した 「ひとりじゃない」
から、うま~い感じにつながったなぁ~ってことで、自己満足してます。
みなさんがどう感じられたかは…??? ですが。
とにかく、みなさんには、最後までお付き合いいただいて、感謝、感謝
です!
ありがとうございました!!
東の冴島邸では、月を友とし、カオルがひとり、梅酒ソーダを飲んでいる頃、
北の冴島邸では…
『ゴンザ、いったい、いつまでそうしているつもりだぁ?』
かれこれ1時間以上も前から、電話の前でウロウロしているゴンザに
ザルバが声をかけた。
「あっ、いえ…
カオル様からお電話があるかも、と思いまして…
…いや、いっそ、こちらからおかけした方が…
いえいえ、なまじ、声をお聞かせしたのでは、かえって寂しさが募って
しまうかもしれませんし…
はてさて、どうしたものか… ぶつぶつ…」
『やれやれ…
寂しがっているのはカオルじゃなくて、ゴンザのほうだなぁ、鋼牙?』
「まったくだ。」
電話の前でまだ思案しているゴンザを横目に、鋼牙は、北の屋敷の
リビングにある、真新しいソファに腰を下ろした。
そして、その長い脚をソファの反対側の肘掛のほうに投げ出して、
ソファの背もたれに肘をかけた。
そのまま顔を窓のほうに向ける。
そこからは月がよく見えた。
「いい月だな…」
鋼牙は、誰に聞かせるでもなく優しく呟(つぶや)いた。
カラカラン
その呟きに返事をするかのように、鋼牙の手の中のグラスに入った氷が
軽やかな音をたてた。
鋼牙はグラスを月のほうに持ち上げ、乾杯するかのようにちょっと傾けてから、
グラスに口づけた。
fin
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はい、めでたし、めでたし。
(なのかなぁ~?
やっぱりここは、
「いつまでも、いつまでも、ふたり仲良く、しあわせに暮らしましたとさ」
じゃないとなぁ~ 涙)
えっと、ちょっとだけ制作秘話を…
(ってたいしたもんじゃないですが)
最初の構想では、タイトルは「絆」でした。
そして、この 「synchronicity(4)」 の部分も ”おまけ” 的な位置づけ
でした。
(実は、鋼牙の
「まったくだ。」
という台詞で、コミカルなまんまで終わらせようと思っていたのでした~)
でもね、せっかく ”最後” なんで、鋼牙をちょっと気障(きざ)なくらいまでに
カッコよく(なってますか?)書かせてもらいましたよぉ!
その結果、 ”偶然の一致” が生まれちゃったので、タイトルもそれを
象徴するようなモンがないかなぁ~ ということで、「synchronicity」に
なりましたとさ。
ちなみに、 「synchronicity(シンクロニシティ)」 とは、
”意味のある偶然の一致” ということらしいです。
なんかですね~ 浄化が終わったあとを妄想した 「ひとりじゃない」
から、うま~い感じにつながったなぁ~ってことで、自己満足してます。
みなさんがどう感じられたかは…??? ですが。
とにかく、みなさんには、最後までお付き合いいただいて、感謝、感謝
です!
ありがとうございました!!
コメント
selfish と申します。
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
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