きんのまなざし ぎんのささやき
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王子に逢いに!(1)
少し前に頭の中にポンと浮かんだ妄想がありまして…
Kくんの誕生日やら、映画の公開やらで、先送りになっていたのですが、
今日はそれを書いてみようかと。
(すいません、「今日からは」です。
やっぱり、終わりませんでした~)
ただし、いつものことではあるのですが、メモにも付箋にも何も書いて
いないので(つまり、頭の中にしかないというあやふやな状況www)、
思いついた当初の設定をどれだけ思い出せるか? というチャレンジに
なります。
と言ってもそんな複雑な設定ではないですけどね。 (苦笑)
合言葉は… 「メルヘン」 です!
Kくんの誕生日やら、映画の公開やらで、先送りになっていたのですが、
今日はそれを書いてみようかと。
(すいません、「今日からは」です。
やっぱり、終わりませんでした~)
ただし、いつものことではあるのですが、メモにも付箋にも何も書いて
いないので(つまり、頭の中にしかないというあやふやな状況www)、
思いついた当初の設定をどれだけ思い出せるか? というチャレンジに
なります。
と言ってもそんな複雑な設定ではないですけどね。 (苦笑)
合言葉は… 「メルヘン」 です!
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
とある時代、とある国での物語…
ここはその国に続く一本道。
その道を、3人の旅人が歩いていおりました。
「ようやく、森を抜けられたわね。
もう、サエジーマ国に入ったのかしら?」
温かな日差しを受けて額にうっすらと汗を浮かべながら、紅一点の
カオルンが仲間に話しかけました。
「さぁて、どうでございましょう?
そろそろ入ってもいい頃でございましょうなぁ」
流れる汗を拭きながら、初老のゴーザンが答えます。
「おっ、あれを見てみなよ?
あそこがサエジーマの国境じゃないか?」
ふたりの後ろから涼しい顔でついてきていた甘いマスクのレイが、
前方を指さしながら言いました。
道の端に見える立札に近づくに連れて、レイの指摘が確信へと
変わります。
「ようやく辿り着いたのねぇ」
感慨深げに呟くカオルンに、
「長く遠い道のりでしたなぁ」
と、ゴーザンも口調を合わせます。
「まだまだ安心するのは早いんじゃない、おふたりさん?」
一番ユルい感じのレイが、ふたりに気を引き締めるよう忠告しました。
「だってぇ~
この国には、あたしのことを世界中の誰よりも愛してくれる王子様が
いるんだな って思うと、落ち着いてなんていられないんだもん…」
「そうでございますよ。
わたくしだって、バトラーとして一生を尽くすに値する素晴らしい主
(あるじ)にようやく会えると思うと、感慨深くて…」
カオルンとゴーザンは顔を見合わせて、互いに、うん、うんと、
うなづき合いました。
「まぁね、その気持ちは解らないでもないけど…
当世一と言われる二刀使いの俺と、対等に闘える男が本当にいるのか
どうか…
俺だって、この目で早く確かめたいさ」
3人はそれぞれに胸に去来するものを噛みしめながら、遠くにわずかに
見える城の尖塔を目指して、黙々と歩き続けました。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
3人は、城の足元に広がる町に到着しました。
なかなか大きな町であるにも関わらず、辺りにはひどく陰鬱な気配が
支配しています。
「どうしたんだろう?
何かあったのかな?」
カオルンが表情を曇らせながら呟きました。
「どなたかに聞いてみましょうか?」
心配そうにゴーザンも言い、手近な店の扉を開けました。
ゴーザンの後を追いかけて、カオルンとレイもその店の中へと入ります。
すると、ゴーザンが店主らしい中年の男と話をしていました。
「わたしどもは今日この国を訪れた旅の者ですが、立派な町のようですね。
でも… その… 何と言いますか、少し様子がおかしいよう気がします。
何かあったんでしょうか?」
「サエジーマ国にようこそ、旅の方…
何もございませんよ、と言いたいところなのですが、実は…
この国の王子に、ちょっとした難儀が振りかかっているんですよ」
そう言うと、店主は大きな溜め息をつきました。
「なんと!
もし、差し支えなければ、その ’難儀’ とやらについてお聞かせ
願えませんか?
わたくしどもは、その王子に会うため、はるばる旅をしてきたので
ございます」
ゴーザンは驚いて、店主に掴みかからんばかりにして尋ねました。
to be continued(2へ)
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とある時代、とある国での物語…
ここはその国に続く一本道。
その道を、3人の旅人が歩いていおりました。
「ようやく、森を抜けられたわね。
もう、サエジーマ国に入ったのかしら?」
温かな日差しを受けて額にうっすらと汗を浮かべながら、紅一点の
カオルンが仲間に話しかけました。
「さぁて、どうでございましょう?
そろそろ入ってもいい頃でございましょうなぁ」
流れる汗を拭きながら、初老のゴーザンが答えます。
「おっ、あれを見てみなよ?
あそこがサエジーマの国境じゃないか?」
ふたりの後ろから涼しい顔でついてきていた甘いマスクのレイが、
前方を指さしながら言いました。
道の端に見える立札に近づくに連れて、レイの指摘が確信へと
変わります。
「ようやく辿り着いたのねぇ」
感慨深げに呟くカオルンに、
「長く遠い道のりでしたなぁ」
と、ゴーザンも口調を合わせます。
「まだまだ安心するのは早いんじゃない、おふたりさん?」
一番ユルい感じのレイが、ふたりに気を引き締めるよう忠告しました。
「だってぇ~
この国には、あたしのことを世界中の誰よりも愛してくれる王子様が
いるんだな って思うと、落ち着いてなんていられないんだもん…」
「そうでございますよ。
わたくしだって、バトラーとして一生を尽くすに値する素晴らしい主
(あるじ)にようやく会えると思うと、感慨深くて…」
カオルンとゴーザンは顔を見合わせて、互いに、うん、うんと、
うなづき合いました。
「まぁね、その気持ちは解らないでもないけど…
当世一と言われる二刀使いの俺と、対等に闘える男が本当にいるのか
どうか…
俺だって、この目で早く確かめたいさ」
3人はそれぞれに胸に去来するものを噛みしめながら、遠くにわずかに
見える城の尖塔を目指して、黙々と歩き続けました。
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3人は、城の足元に広がる町に到着しました。
なかなか大きな町であるにも関わらず、辺りにはひどく陰鬱な気配が
支配しています。
「どうしたんだろう?
何かあったのかな?」
カオルンが表情を曇らせながら呟きました。
「どなたかに聞いてみましょうか?」
心配そうにゴーザンも言い、手近な店の扉を開けました。
ゴーザンの後を追いかけて、カオルンとレイもその店の中へと入ります。
すると、ゴーザンが店主らしい中年の男と話をしていました。
「わたしどもは今日この国を訪れた旅の者ですが、立派な町のようですね。
でも… その… 何と言いますか、少し様子がおかしいよう気がします。
何かあったんでしょうか?」
「サエジーマ国にようこそ、旅の方…
何もございませんよ、と言いたいところなのですが、実は…
この国の王子に、ちょっとした難儀が振りかかっているんですよ」
そう言うと、店主は大きな溜め息をつきました。
「なんと!
もし、差し支えなければ、その ’難儀’ とやらについてお聞かせ
願えませんか?
わたくしどもは、その王子に会うため、はるばる旅をしてきたので
ございます」
ゴーザンは驚いて、店主に掴みかからんばかりにして尋ねました。
to be continued(2へ)
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コメント
selfish と申します。
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
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