きんのまなざし ぎんのささやき
牙 狼(冴 島 鋼 牙 Ver.)の世界を、気ままに妄想した二 次 創 作 サイトです
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To be, or not to be(4)
’英霊の塔’ (←勝手に命名) はどこにあるのか? って考えたとき、
やっぱり、冴島家のあった東の管轄のどっかじゃないのかな~ と
妄想してみました。
だとしたら…
鋼牙とカオルの2人の関係のルーツとも言える、あの絵の場所の
近くかな~って思った次第です。
なんとなく景色が似ている気もしていたので、selfish の中では、
自然な流れでそのように妄想してしまったのですが、いかがでしょうか?
「To be, …」の(1)(2)は、具体的な情景が思い浮かばなくて苦戦
しましたが、絵(情景)が思い浮かべば、早い、早い… (笑)
いよいよこの回から、第10話「咆哮」に絡んできますよ~
やっぱり、冴島家のあった東の管轄のどっかじゃないのかな~ と
妄想してみました。
だとしたら…
鋼牙とカオルの2人の関係のルーツとも言える、あの絵の場所の
近くかな~って思った次第です。
なんとなく景色が似ている気もしていたので、selfish の中では、
自然な流れでそのように妄想してしまったのですが、いかがでしょうか?
「To be, …」の(1)(2)は、具体的な情景が思い浮かばなくて苦戦
しましたが、絵(情景)が思い浮かべば、早い、早い… (笑)
いよいよこの回から、第10話「咆哮」に絡んできますよ~
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
鋼牙の腕からようやく開放されたカオルが、鋼牙に何かを言う前に、
鋼牙のほうからカオルに告げた。
「ゴンザが待っている…
ゴンザのところに行くぞ」
視線を合わせないように歩き出す鋼牙に、カオルは置いていかれないように
小走りでついていった。
「ねぇ? ここが目的地じゃないの?」
先程の鋼牙のおかしな態度には触れずに、カオルは別の疑問を口にした。
「…」
答えたくなさそうな鋼牙の気持ちを察し、ザルバが代わって答えた。
『もともとの目的地は別の場所だ。
近くに来たから、ここにも足を伸ばしたんだろうぜ』
「ふぅん…
じゃあさ、その目的地はここから遠いの?」
鋼牙のことは気にしないようにして、カオルが再び尋ねた。
『いや、そう離れてはいないはずだ。
ゴンザが車を停めた山小屋から行けばすぐなんだが、お前たちは
遠回りしたからちょっと時間を食っちまったな。
今頃、ゴンザのほうの準備も終わっているだろうぜ』
そして、ザルバは懐かしそうにこう言った。
『この辺りは、鋼牙が幼い頃に走り回っていた庭みたいなもんだ…』
「へぇ~
ねぇねぇ、小さいときの鋼牙ってどんなだったの?」
カオルは声を潜めるようにザルバに顔を近づけて聞いてみた。
すると、鋼牙はサッと左手を上げてザルバをカオルから遠ざけると、
無理矢理話題を変えた。
「ここはどこも美しい景色が広がっている。
絵を描くのに必要な道具は持ってこなかったのか?」
鋼牙の不自然な態度が続くが、それでも、カオルは平気なふうを装い、
鋼牙に合わせた。
「大丈夫。
昨日のうちにゴンザさんが取りに来てくれたから、ちゃんと運んで
もらってます。
『カオル様が描きたくなるような場所がいっぱいでございますよ』 って
ゴンザさんが言ってたから、わくわくしているの…
それに、『おいしいランチも用意しますから』 って…」
「あぁ、ゴンザが張り切っていたからな」
「楽しみだな~」
そんなふうに他愛もない会話を続けていくうちに、カオルの気持ちも
段々軽くなっていった。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「わぁ~、ゴンザさん、すご~い!」
「はい、カオル様の好物をご用意いたしました」
「あぁ、嬉しぃ」
ゴンザと合流すると、カオルはこれまでになくはしゃいだ。
鋼牙には、そしてザルバにも、それはカオルの精一杯の虚栄にも思えたが、
互いに何も言わなかった。
やがて、カオルの興味はランチからイーゼルの方に移っていった。
絵を描く準備をするカオルを見つめる鋼牙に、ゴンザが静かに歩み寄り、
声を掛けた。
「カオル様をここにお連れになったということは…」
刻印のことを知らされていないゴンザは、何か別のことを期待している
ように思えた。
だが、鋼牙の答えは違った。
「深い意味はない。
ただカオルと…
ゴンザ、お前たちとここに来たくなっただけだ」
「さようでございますか」
ゴンザは少しばかり残念な気持ちもあったが、冴島家にとって大切な
場所にカオルを連れてきたことには変わりがなく、この先この2人が
共に歩んでいくを心ひそかに願ってやまかった。
to be continued(5へ)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
鋼牙の腕からようやく開放されたカオルが、鋼牙に何かを言う前に、
鋼牙のほうからカオルに告げた。
「ゴンザが待っている…
ゴンザのところに行くぞ」
視線を合わせないように歩き出す鋼牙に、カオルは置いていかれないように
小走りでついていった。
「ねぇ? ここが目的地じゃないの?」
先程の鋼牙のおかしな態度には触れずに、カオルは別の疑問を口にした。
「…」
答えたくなさそうな鋼牙の気持ちを察し、ザルバが代わって答えた。
『もともとの目的地は別の場所だ。
近くに来たから、ここにも足を伸ばしたんだろうぜ』
「ふぅん…
じゃあさ、その目的地はここから遠いの?」
鋼牙のことは気にしないようにして、カオルが再び尋ねた。
『いや、そう離れてはいないはずだ。
ゴンザが車を停めた山小屋から行けばすぐなんだが、お前たちは
遠回りしたからちょっと時間を食っちまったな。
今頃、ゴンザのほうの準備も終わっているだろうぜ』
そして、ザルバは懐かしそうにこう言った。
『この辺りは、鋼牙が幼い頃に走り回っていた庭みたいなもんだ…』
「へぇ~
ねぇねぇ、小さいときの鋼牙ってどんなだったの?」
カオルは声を潜めるようにザルバに顔を近づけて聞いてみた。
すると、鋼牙はサッと左手を上げてザルバをカオルから遠ざけると、
無理矢理話題を変えた。
「ここはどこも美しい景色が広がっている。
絵を描くのに必要な道具は持ってこなかったのか?」
鋼牙の不自然な態度が続くが、それでも、カオルは平気なふうを装い、
鋼牙に合わせた。
「大丈夫。
昨日のうちにゴンザさんが取りに来てくれたから、ちゃんと運んで
もらってます。
『カオル様が描きたくなるような場所がいっぱいでございますよ』 って
ゴンザさんが言ってたから、わくわくしているの…
それに、『おいしいランチも用意しますから』 って…」
「あぁ、ゴンザが張り切っていたからな」
「楽しみだな~」
そんなふうに他愛もない会話を続けていくうちに、カオルの気持ちも
段々軽くなっていった。
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「わぁ~、ゴンザさん、すご~い!」
「はい、カオル様の好物をご用意いたしました」
「あぁ、嬉しぃ」
ゴンザと合流すると、カオルはこれまでになくはしゃいだ。
鋼牙には、そしてザルバにも、それはカオルの精一杯の虚栄にも思えたが、
互いに何も言わなかった。
やがて、カオルの興味はランチからイーゼルの方に移っていった。
絵を描く準備をするカオルを見つめる鋼牙に、ゴンザが静かに歩み寄り、
声を掛けた。
「カオル様をここにお連れになったということは…」
刻印のことを知らされていないゴンザは、何か別のことを期待している
ように思えた。
だが、鋼牙の答えは違った。
「深い意味はない。
ただカオルと…
ゴンザ、お前たちとここに来たくなっただけだ」
「さようでございますか」
ゴンザは少しばかり残念な気持ちもあったが、冴島家にとって大切な
場所にカオルを連れてきたことには変わりがなく、この先この2人が
共に歩んでいくを心ひそかに願ってやまかった。
to be continued(5へ)
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コメント
無題
selfishさま、こんばんは、いつも,ほっと一息する、おはなしを、有難うございます。物語を再度想い起こす話の内容にひきこまれます。今夜のラララ見たい見たい聞きたい、でも見れない一度も見たことナイノ、ニコニコに登録できないのですパスワードがひとつしかなくていだいのパソコンがもう登録ずみでアウトなのだ、悔しいです、見たいな。
Re:無題
かなまま様、こんばんわ!
オリジナルなお話を妄想するには力不足で、原作に頼った妄想しかできませんが、楽しんでいただけてますか?
ニコニコの件ですが、「パスワードがひとつしかない」という部分がよく判りませんが、お宅にパソコンはあるのですね?
それなら、かなまま様の携帯のメアドで、ニコニコにユーザ登録してはどうでしょうか?
そうすれば、かなまま様の携帯メアド(&パスワード)でニコニコにログインすることができ、ラララも見れますよ。
1台のパソコンでも、(例えば)お子さんが使うときにはお子さんのユーザ登録したメアド(&パスワード)でログインし、かなまま様が使うときはかなまま様の携帯メアド(&パスワード)でニコニコにログインすればかなまま様が自由に視聴できます。
(こういう説明で判りますか?
近くに住んでいるならズカズカとお邪魔してお教えできるのですが…)
ちょっとトライしてみてはいかがでしょうか?
オリジナルなお話を妄想するには力不足で、原作に頼った妄想しかできませんが、楽しんでいただけてますか?
ニコニコの件ですが、「パスワードがひとつしかない」という部分がよく判りませんが、お宅にパソコンはあるのですね?
それなら、かなまま様の携帯のメアドで、ニコニコにユーザ登録してはどうでしょうか?
そうすれば、かなまま様の携帯メアド(&パスワード)でニコニコにログインすることができ、ラララも見れますよ。
1台のパソコンでも、(例えば)お子さんが使うときにはお子さんのユーザ登録したメアド(&パスワード)でログインし、かなまま様が使うときはかなまま様の携帯メアド(&パスワード)でニコニコにログインすればかなまま様が自由に視聴できます。
(こういう説明で判りますか?
近くに住んでいるならズカズカとお邪魔してお教えできるのですが…)
ちょっとトライしてみてはいかがでしょうか?
selfish と申します。
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
ご覧になるにあたって
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[07/30]
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