きんのまなざし ぎんのささやき
牙 狼(冴 島 鋼 牙 Ver.)の世界を、気ままに妄想した二 次 創 作 サイトです
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synchronicity(2)
ちょっと短いのですが、アップします。
あんまり一度にたくさんアップすると、す~ぐ終わっちゃうので…
いま少し、チマチマやらせてください。
selfishのわがままをどうか許して…
これが終わると、ホントど~なってしまうのか?
オロオロです~
ひょっとして、selfishの病気が治るのか?
妄想の虜(とりこ)から開放されるのか?
あんまり一度にたくさんアップすると、す~ぐ終わっちゃうので…
いま少し、チマチマやらせてください。
selfishのわがままをどうか許して…
これが終わると、ホントど~なってしまうのか?
オロオロです~
ひょっとして、selfishの病気が治るのか?
妄想の虜(とりこ)から開放されるのか?
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鋼牙の北行きは着々と準備が整っていった。
それに引き換え、カオルの方は、留学に向けた諸々の手続きに幾日も
費す必要があった。
そのため、鋼牙たちが北に向けて旅立った後も、しばらくは日本に、
つまり、この東の管轄で時を過ごさなければならなかった。
その間、どこに身を置くか、カオルにとっては頭が痛いことだった。
「此処(ここ)にいればいい。
ゴンザ、カオルに合鍵を渡してやれ。」
鋼牙はいともあっさり、カオルに言った。
「え~っ、ちょっと待って!
合鍵って…
あたしのこと、そんなに信用しちゃっていいの~っ?」
『最後の戸締りだけはしっかり頼むぜ、カオル。』
「そ、それは、もちろんだけど…
いや、そういうことじゃなくって…
えっと、それに、その合鍵、どうやって返せばいいのよぉ~」
いきなりの申し出に慌てまくっているカオルを余所(よそ)に、鋼牙は
またもや、即座に言い放つ。
「返す必要はない。
お前がずっと持っていればいい。
まぁ、返してくれても構わないが…
お前の好きにしろ。
ゴンザ、カオルに北の屋敷の連絡先を教えてやってくれ。」
「いやっ、あの…」
なおも食い下がろうとするカオルを遮(さえぎ)り、脇で二人のやりとりを
聞いていたゴンザが口を挟んだ。
「カオル様。
ここは鋼牙様のおっしゃるとおりになさるのが、一番よろしいかと…
カオル様を一人残していくのは、わたくしも心配です。
この屋敷は、もはや、カオル様の家も同然なのです。
どうぞご遠慮なさらず、お使いになってはいかがですか?」
「ゴ、ゴンザさん… ふぇ~ん…」
「おやおや、泣くのはおかしいですよ。
カオル様、イタリアで存分に学んできてください。
そして、素晴らしい作品をたくさん描いてくださいませよ。」
「…ゴンザさん… 鋼牙… 本当に此処にいていいの?」
二人は揃って大きくうなずいた。
「ありがとうございます… ぐすっ…
あたし、絶対、成長して帰ってくるから… ひっく…
あっ! いいんだよね?
鋼牙たちのところに戻ってきても… ?」
鋼牙の答えは、単純明朗。
「当たり前だ。」
ザルバが茶化して付け加える。
『他に行くところでもあるっていうのかぁ?』
ダメ押しとばかりに、ゴンザも口を添える。
「カオル様、お困りになったらいつでもご連絡ください。」
「…」
カオルはもう何も言えず、ただただ頭を下げるしかできなかった。
to be continued(3へ)
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鋼牙の北行きは着々と準備が整っていった。
それに引き換え、カオルの方は、留学に向けた諸々の手続きに幾日も
費す必要があった。
そのため、鋼牙たちが北に向けて旅立った後も、しばらくは日本に、
つまり、この東の管轄で時を過ごさなければならなかった。
その間、どこに身を置くか、カオルにとっては頭が痛いことだった。
「此処(ここ)にいればいい。
ゴンザ、カオルに合鍵を渡してやれ。」
鋼牙はいともあっさり、カオルに言った。
「え~っ、ちょっと待って!
合鍵って…
あたしのこと、そんなに信用しちゃっていいの~っ?」
『最後の戸締りだけはしっかり頼むぜ、カオル。』
「そ、それは、もちろんだけど…
いや、そういうことじゃなくって…
えっと、それに、その合鍵、どうやって返せばいいのよぉ~」
いきなりの申し出に慌てまくっているカオルを余所(よそ)に、鋼牙は
またもや、即座に言い放つ。
「返す必要はない。
お前がずっと持っていればいい。
まぁ、返してくれても構わないが…
お前の好きにしろ。
ゴンザ、カオルに北の屋敷の連絡先を教えてやってくれ。」
「いやっ、あの…」
なおも食い下がろうとするカオルを遮(さえぎ)り、脇で二人のやりとりを
聞いていたゴンザが口を挟んだ。
「カオル様。
ここは鋼牙様のおっしゃるとおりになさるのが、一番よろしいかと…
カオル様を一人残していくのは、わたくしも心配です。
この屋敷は、もはや、カオル様の家も同然なのです。
どうぞご遠慮なさらず、お使いになってはいかがですか?」
「ゴ、ゴンザさん… ふぇ~ん…」
「おやおや、泣くのはおかしいですよ。
カオル様、イタリアで存分に学んできてください。
そして、素晴らしい作品をたくさん描いてくださいませよ。」
「…ゴンザさん… 鋼牙… 本当に此処にいていいの?」
二人は揃って大きくうなずいた。
「ありがとうございます… ぐすっ…
あたし、絶対、成長して帰ってくるから… ひっく…
あっ! いいんだよね?
鋼牙たちのところに戻ってきても… ?」
鋼牙の答えは、単純明朗。
「当たり前だ。」
ザルバが茶化して付け加える。
『他に行くところでもあるっていうのかぁ?』
ダメ押しとばかりに、ゴンザも口を添える。
「カオル様、お困りになったらいつでもご連絡ください。」
「…」
カオルはもう何も言えず、ただただ頭を下げるしかできなかった。
to be continued(3へ)
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コメント
selfish と申します。
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
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