きんのまなざし ぎんのささやき
牙 狼(冴 島 鋼 牙 Ver.)の世界を、気ままに妄想した二 次 創 作 サイトです
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昨日は昨日 今日は今日(1)
「We'are All Alone」を公開してからすぐに、この妄想を書き始めてたの
ですが、いっこうに、「これだっ!」っていうタイトルが思いつかなくて、
アップが延び延びになりました。
粗くですが、もう何回分かは大体書けていて…
(あっ、でも、相変わらず、終わりまでは書けてませんけどね! くすっ)
ようやく、こんなもんかな?っていうタイトルが出てきました。
これも、構成を考えずに、
「ここら辺で何か書けるんじゃないか? えいや~っ!」
で、書き始めてしまう selfish のふざけた姿勢が招いていることです。
(だから、思いついたタイトルも、かなりふざけた感じになってます… う~っ)
今はまだ終わりが見えていませんが(おいおい…)、明日は明日の風が
吹く~ ってことで、お気楽で気ままな妄想におつきあいください。
ですが、いっこうに、「これだっ!」っていうタイトルが思いつかなくて、
アップが延び延びになりました。
粗くですが、もう何回分かは大体書けていて…
(あっ、でも、相変わらず、終わりまでは書けてませんけどね! くすっ)
ようやく、こんなもんかな?っていうタイトルが出てきました。
これも、構成を考えずに、
「ここら辺で何か書けるんじゃないか? えいや~っ!」
で、書き始めてしまう selfish のふざけた姿勢が招いていることです。
(だから、思いついたタイトルも、かなりふざけた感じになってます… う~っ)
今はまだ終わりが見えていませんが(おいおい…)、明日は明日の風が
吹く~ ってことで、お気楽で気ままな妄想におつきあいください。
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
その晩、番犬所から指令が来た。
なんでも、鋼牙が閑岱に行って留守の間に、少々手ごわいホラーが
出現した、というのだ。
北の管轄を守る他の魔戒騎士の働きにより、なんとか人間への被害は
食い止められたものの、その魔戒騎士たちの力ではホラーを切るまでには
至らなかったらしい。
そのため、閑岱から戻ったその日だというのに、鋼牙の出番が要請された、
というわけだ。
『やれやれ、番犬所も人使いが荒いゼ! まったく…』
思わず、ザルバが嘆いた。
だが、鋼牙はそれには答えず、
「今日は遅くなるかもしれん。
ゴンザ、先に休んで構わん。
後のことを頼む。
カオル、お前もだ。
俺を待つ必要はない。
さっさと寝てろ」
そう言い捨てて、鋼牙は夜の闇に消えていった。
久しぶりの再会を果たしたばかりとあって、カオルは鋼牙の帰りを待ちたいと
思っていたが、鋼牙の言ったとおり、カオルの起きていられる時間には
鋼牙は戻れなかった。
ただ…
カオルは、昼間の鋼牙とのひとときを思い出しながら、とても幸せな気持ちで
夢の世界に引き込まれていった。
そう、明日には翳(かげ)りを見せるとも知らず…
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
翌日、カオルが起き、リビングへと下りてみると、ゴンザが電話で話していた。
電話の相手は零だった。
「どうも、よくお話が飲み込めないのですが…」
”だからぁ、多分、これから大量の荷物が届くんだって。
それを、カオルちゃんの見せないようにしてくれって、さっきから
言ってるだろ!”
少しイラだった調子で、零が早口に言う。
「はぁ…
それは、零様が送られたものなのですか?
して、なぜ、隠さねばならないのでしょう?
…あっ、あぁ、カオル様、おはようございます」
ゴンザは零と話しながらも、リビングに入ってきたカオルに気づき、朝の挨拶を
口にした。
”違うよ。
俺じゃなくて、閑岱から…って…
カオルちゃん、そこにいるの?
いや、それマズいって。
なんとか、カオルちゃんをそこから離せないかな~?
もう一度寝るように言うとかさ!”
「はぁ…」
そのとき、冴島邸の玄関チャイムが鳴った。
電話中のゴンザを気遣って、
「あたし、出るね?」
と、カオルが玄関へと駆けていった。
「あぁ、カオル様…」
電話を通して零にも聞こえたのか、電話の向こうで絶叫した。
”マズい、来ちまった!
ゴンザぁ! カオルを止めろぉ!
中身はぜぇぇぇったい見せるなぁ! いいなっ!”
「わ… わかりました。
では…」
”いいから、早く行ってくれ! それじゃ!”
まだ話を続けそうなゴンザを零が遮(さえぎ)り、電話を一方的に切った。
ゴンザは首をかしげながらも、カオルの後を追い、玄関へと急いだ。
to be continued(2へ)
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その晩、番犬所から指令が来た。
なんでも、鋼牙が閑岱に行って留守の間に、少々手ごわいホラーが
出現した、というのだ。
北の管轄を守る他の魔戒騎士の働きにより、なんとか人間への被害は
食い止められたものの、その魔戒騎士たちの力ではホラーを切るまでには
至らなかったらしい。
そのため、閑岱から戻ったその日だというのに、鋼牙の出番が要請された、
というわけだ。
『やれやれ、番犬所も人使いが荒いゼ! まったく…』
思わず、ザルバが嘆いた。
だが、鋼牙はそれには答えず、
「今日は遅くなるかもしれん。
ゴンザ、先に休んで構わん。
後のことを頼む。
カオル、お前もだ。
俺を待つ必要はない。
さっさと寝てろ」
そう言い捨てて、鋼牙は夜の闇に消えていった。
久しぶりの再会を果たしたばかりとあって、カオルは鋼牙の帰りを待ちたいと
思っていたが、鋼牙の言ったとおり、カオルの起きていられる時間には
鋼牙は戻れなかった。
ただ…
カオルは、昼間の鋼牙とのひとときを思い出しながら、とても幸せな気持ちで
夢の世界に引き込まれていった。
そう、明日には翳(かげ)りを見せるとも知らず…
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翌日、カオルが起き、リビングへと下りてみると、ゴンザが電話で話していた。
電話の相手は零だった。
「どうも、よくお話が飲み込めないのですが…」
”だからぁ、多分、これから大量の荷物が届くんだって。
それを、カオルちゃんの見せないようにしてくれって、さっきから
言ってるだろ!”
少しイラだった調子で、零が早口に言う。
「はぁ…
それは、零様が送られたものなのですか?
して、なぜ、隠さねばならないのでしょう?
…あっ、あぁ、カオル様、おはようございます」
ゴンザは零と話しながらも、リビングに入ってきたカオルに気づき、朝の挨拶を
口にした。
”違うよ。
俺じゃなくて、閑岱から…って…
カオルちゃん、そこにいるの?
いや、それマズいって。
なんとか、カオルちゃんをそこから離せないかな~?
もう一度寝るように言うとかさ!”
「はぁ…」
そのとき、冴島邸の玄関チャイムが鳴った。
電話中のゴンザを気遣って、
「あたし、出るね?」
と、カオルが玄関へと駆けていった。
「あぁ、カオル様…」
電話を通して零にも聞こえたのか、電話の向こうで絶叫した。
”マズい、来ちまった!
ゴンザぁ! カオルを止めろぉ!
中身はぜぇぇぇったい見せるなぁ! いいなっ!”
「わ… わかりました。
では…」
”いいから、早く行ってくれ! それじゃ!”
まだ話を続けそうなゴンザを零が遮(さえぎ)り、電話を一方的に切った。
ゴンザは首をかしげながらも、カオルの後を追い、玄関へと急いだ。
to be continued(2へ)
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コメント
selfish と申します。
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
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