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きんのまなざし ぎんのささやき

夢の途中(1)

記念すべき第1作目は…(う~、ドキドキする)

TVシリーズ第1弾の1話目「絵本」の ”直後” についての妄想です。

原作のGARO以外を受け入れられそうにない方は、回れ右して
くださいませ。
また、ちょっと読んで「こりゃダメだ」と拒否反応を起こされた方は、
その時点でそっとご退場いただければと思います。

包容力のある方はお先へ…(ささっ、どうぞ)




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誰一人、何一つ、生ある者はそこにいないのではないかと思う程
しんと静まり返った深夜の住宅街を、一人の男が歩いていた。
白いコートを着た長身のその男は、脇に絵を一枚抱え、
別段急ぐふうでもなく規則的な足音を響かせていた。

『おい、鋼牙、ちょっとマズいんじゃないか?』

ふいに、機械音のような少しノイズの入った声が、彼の左手から
聞こえた。
”鋼牙” と呼ばれた男は、左手を握り締め、自分の顔の近くまで
己の拳(こぶし)を持ち上げた。

「何がマズいんだ、ザルバ」

その言葉を受けて話し出したのは、彼の左手に嵌められた髑髏
(どくろ)の指環だった。

『あの女、今日にも警察に引っぱって行かれるかもしれないぜ?』

少し眉をひそめただけで、鋼牙はザルバの次の言葉を待った。
ザルバの話はこうだ。

今日から始まるはずだった絵の展示会。
ところが、会場には大きな穴がいくつも開(あ)いており、しかも
ギャラリーのオーナーは行方不明。
誰かおせっかいな奴が警察に通報するってこともあるだろう。
当然、警察は関係者に話を聞く。
あの女のところにも来るだろう。
そのときの女の話の内容、態度によっては ”重要参考人” として
警察に拘束される可能性もある。
その場合、”ホラーを狩るためのエサ” が警察の監視下にあったんじゃ
こっちの仕事はやりにくくなる。

そこまで聞き、鋼牙はため息をつきながらザルバに聞く。

「では、どうすればいい?」
『そうだな、"記憶封じの札(ふだ)” ではなく、”記憶写し(うつし)の札” 
 を使うってのはどうだ?』
「なるほど…」

"血に染まりし者" である女から記憶を奪ってしまうのも手ではあるが、
”記憶写しの札” を使って一時的に彼女の記憶を札に閉じ込めれば、
警察が女から話を聞き、何の疑いも抱かなくなった後、その札から
記憶を元に戻してやることができる。
そうすれば、後でいろいろ説明してやる煩わしさもない。

「戻るぞ」

短くそういうと、くるりと踵(きびす)を返し、鋼牙は女の家へと歩き出した。



to be continued(2へ)
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selfish と申します。
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も5年を経過しましたが、まだ飽きていない模様…



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