きんのまなざし ぎんのささやき
牙 狼(冴 島 鋼 牙 Ver.)の世界を、気ままに妄想した二 次 創 作 サイトです
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うぇ~ん! 先に謝ります!
すっごく駆け足で書いたので、書き殴りも甚だしい…
短いうえに粗雑だなんて、申し訳ないことこのうえないのですが、どうかお許しを…
2018/04/16 追記:
あ~ん、言い訳めいたことを書いてしまったと反省。
好き勝手に楽しく(←ここ大事!)妄想して、そのとき、そのときの気持ちをできるだけ詰め込んで書いています。
それは間違いないですので!
すっごく駆け足で書いたので、書き殴りも甚だしい…
短いうえに粗雑だなんて、申し訳ないことこのうえないのですが、どうかお許しを…
2018/04/16 追記:
あ~ん、言い訳めいたことを書いてしまったと反省。
好き勝手に楽しく(←ここ大事!)妄想して、そのとき、そのときの気持ちをできるだけ詰め込んで書いています。
それは間違いないですので!
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夕食の片づけが済み、明日の朝食の仕込みを終えたゴンザ。
整頓されたキッチンをぐるっと見渡してから
「さて…」
と一言呟いた。
(今夜は、もう戸締りをするとしましょうか…)
屋敷の主は出かけていてまだ帰らないが、帰宅するのは明日になると連絡が入っていた。
明日は、久しぶりに帰ってくる主人のために、朝から掃除に買い物にと忙しくなりそうだから早めに休むのがいいだろう、とそんなふうにゴンザは考えた。
今いる台所から、ひとつひとつの部屋へと足を運び、異常がないこと確認していく。
そして、最後にゴンザは玄関に向かった。
明かりを落とした部屋の中。
ベッドの中で目を閉じていたカオルが、パッチリと目を開けた。
「どうしよう。眠れない…」
困ったように呟くカオルだったが、どう頑張ってみたところで顔のほうは勝手にニヤけてくる。
明日は鋼牙が帰ってくるのだ!
鋼牙が元老院からの指令で出かけて行ったのが4日前。
だが、その前日も、鋼牙は朝から出かけていて会っていなかった。
残念なことに、今回の指令に出向く前に一度屋敷には帰ってきたらしいのだが、カオルは眠ってしまっていたのだ。
ここのところ、頻繁に舞い込む指令のために、会話どころかほとんど顔も見れていない状況だったために、
(どうしてあのとき寝ちゃったんだろう…)
とカオルは悔やまずにはいられなかった。
けれど、もうそんなことはどうでもいい!
明日こそ、そう明日こそ会えるのだ!
いつも以上にスキンケアに気を遣い、このままぐっすり眠れば、明日の朝、お肌の調子はバッチリだというのに、どうにも気分が高ぶって寝られそうになかった。
ベッドの中で何度か寝返りを打ってみる。
けれども、事態は変わりそうにない。
(そうだ!ホットミルクでも飲もう!
ゴンザさんにブランデーを少し分けてもらって垂らしたら、もっといいんじゃない?)
そう考えたカオルは、考えを実行に移そうと、ガバッと布団から身体を起こして立ち上がった。
パジャマの上からカーディガンを羽織ったカオルは、廊下に出て、ぶるっと身震いをした。
春とは言え、今夜は少し冷えるので、慌ててカーディガンの前を搔き集めて首をすくめる。
ふと、何気なく窓の外を見る。
星も見えない、真っ黒な闇しかない。
カオルは窓のそばまで近づくと、闇の中を透かして見る。
玄関の前の車寄せの脇に立つ街頭が辺りを照らしている。
その数十メートル先にも街頭。またその先にもひとつ。
闇に沈んだ外の世界で、ぽつんぽつんと灯された青白い光がそこにあるはずの道路を指示している。
この道の先のどこかで、鋼牙は今も闘っているのだろう。
そう思うと、少し泣きたい気持ちになったので、カオルは視線を外して室内に顔を向けようとした。
けれども、すぐに何かに気づいて、再び窓の外を凝視することに…
青白い光のひとつが動いたような感じがしたのだ。
しばらくすると、ひとつ手前の光の影がゆらりと揺れた。
間違いない!
誰かがこの屋敷に向かって近づいているのだ。
カオルは踵(きびす)を返すと、一目散に階下へと駆け下りていった。
玄関の戸締りをしたゴンザが戻ってくると、階段を足早に駆け下りてくる足音が聞こえた。
(おや?)
と思う間もなく、降りてきたカオルと鉢合わせし、双方共に驚いてお互いに身体を躱(かわ)そうとする。
あんまり慌てていたために、カオルは足を捻り、肩からカーディガンがずり落ちた。
「カ、カオル様。大丈夫ですか?」
心配そうに駆け寄るゴンザだったが、カオルの方はそれどころではないと、足を軽く引きずりながらも玄関ドアへと飛びついた。
もどかしそうに鍵を外して、ドアを開ける。
ガチャ
飛び出すカオルの本当に目の前に、彼(か)の人が立っていた。
首が痛くなるくらいに見上げてカオルは言う。
「おかえりなさい…」
飛び込んできたカオルに少し驚いた顔をしていた鋼牙が、ふっと優しい顔になり、
「ただいま…」
と言った。
to be continued(3へ)
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コメント
selfish と申します。
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
無愛想な魔戒騎士や天真爛漫な女流画家だけにとどまらず、大好きな登場人物たちの日常を勝手気ままに妄想しています。
そんな妄想生活(?)も9年目を迎えましたが、まだ飽きていない模様…
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