きんのまなざし　ぎんのささやき

牙狼（冴島鋼牙 Ver.）の世界を、気ままに妄想した二次創作サイトです

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2024/05/08 (Wed)

あまあまな欠片

さてさて、今宵の妄想は、ちゃんとしたお話にもなっていないような「断片」です。
どういうことかって？
まあ、覗いていただけたらわかります！

ただ、自分がニマニマしたいだけ…
そう！　ただ、自分がニマニマしたいだけ…

[23回]

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■ケース1（零18歳、静香？歳）

静香「ちょっと、零！」
　　（怒ったように）

零　「なあに、静香？」
　　（少しも気にせずにっこりと笑って）

静香「いつも言ってるじゃない！　服をどこにでも脱ぎ散らかさないでって！」
　　（零が脱ぎっぱなしにしておいたらしいシャツを見せながら、精いっぱい怖い顔をして）

零　（眉尻をぐんと下げて申し訳なさそうに）
　　「ごっめ～ん！　ちょっと剣を振り回してたらさ、暑くなっちゃってぇ～」

静香「んもう！　今度からちゃんと持ってきてよ？　いい？」

零　「わかった、わかった。だからもう、そんな怖い顔しないでよ。
　　　静香の可愛い顔が、元に戻らなくなっちゃうよ？」
　　（そう言って、髪を撫でながら、甘い笑顔で顔を覗き込む）

静香（真っ赤になりながら）
　　「零ったら…　そうやって可愛いだなんて言って誤魔化そうとしても駄目なんだからね？」

零　「やだなぁ。誤魔化そうとなんてしてないよ？　静香はすごく可愛いよ？　ほんとだよ？」

静香（より一層赤くなって小さく一言）「…ありがと」

零　（そんな静香が可愛くてたまらないとばかりに思いっきり抱きしめて）
　　「静香…　大好きだよ…」

静香（零の背中に手を回して、泣きそうな笑顔で）
　　「零…　わたしも…」

■ケース2（鋼牙25歳、カオル23歳）

カオル「ねぇ？」（様子を窺うように）

鋼牙　「なんだ？」（チラとも見ずにつっけんどんに）

カオル「ちょっとだけでいいんだけど…　えっとね？　笑って…　くれない、かな？」（恥ずかしそうに少し視線を外して）

鋼牙　（盛大に眉をひそめて、睨むように振り返る）

カオル（睨まれてちょっとたじろぎながら）「じょ、冗談だよ。じょ・う・だ・ん！　ははは」（わざとらしく空笑い）

鋼牙　（カオルから顔をそらし、何やら顔面をピクピクさせる）

カオル「鋼牙？」（不思議そうに覗き込む）

鋼牙　（なおも顔を歪めているが、やがて大きなため息をつき）「…無理だ。笑えそうにない…」

カオル「え？　…ありがと」（驚いたように目を見開き、すぐに笑顔になる）

鋼牙　「フッ」

カオル（あ！　今、笑った？）「うふふ…」（とても嬉しそうに笑う）

鋼牙　「なんだ？」（怪訝そうに）

カオル「ん？　なんでもないよ」（ニコニコ顔で）

鋼牙　（変なヤツだな、と思いつつ、カオルの笑顔に穏やかな顔をして）

■ケース3（鋼牙35歳、カオル33歳）

冴島邸のリビングにて
一人掛けのソファに座り、魔導書を眺める鋼牙と、三人掛けのソファに座っているカオル

カオル「鋼牙…　あのね？」（少し甘えた声で）

鋼牙　「どうした？」（魔導書を眺めていた目をカオルに向けて）

カオル「う、ううん…　なんでもない…」（小さく顔を横に振って）

鋼牙　（じっとカオルを見る）

カオル「ごめんね、ほんと、なんでもないから…」（慌てて手を振る）

鋼牙　（魔導書をパタンと閉じてローテーブルに置くと、立ち上がってカオルの隣に座り、覗き込むように顔を傾けて）「ん？」

カオル「…」（本当は甘えたいけど、何も言えず俯く）

鋼牙　（黙って肩を抱き、少々強引に引き寄せる）

カオル（鋼牙の胸で、ハッとして鋼牙を仰ぎ見る）

鋼牙　「しばらくこうしていていいか？」（正面を向いたままそう言って、チラッとカオルを見る）

カオル（ぱあっと笑顔になって、こくんとうなずき、鋼牙の胸にすり寄る）

鋼牙　（愛おしそうにカオルを見てから、彼女の頭にキスをする）

fin
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「断片」の意味、おわかりいただけましたか？

何度でも言いましょう！
ただ、自分がニマニマしたいだけ…

2019/03/31 (Sun) GAROがたり Comment(0)